Go To トラベルキャンペーンの仕組みを理解してお得に利用しよう

最終更新日:2020年10月13日

go to トラベルキャンペーン

10月1日からいよいよGo Toトラベルキャンペーンに東京発着も加わりました。

なんだかお得そうではあるけれど、仕組みがよくわからなくて、旅行に行きたい人も旅行業界の人もみんな混乱していますね。

 

せっかくのお得なキャンペーンですが、知らないと損してしまうこともあるので、しっかりチェックしてお得に旅行しましょう!

 

Go To トラベルキャンペーンとは

新型コロナウイルスの影響で海外からの観光客が来なくなったこと、そして国内の旅行客も激減したことにより観光産業への打撃はとても大きくなっています。

倒産する旅行代理店、ホテルや旅館も多くなっています。

航空業界、J R、バスなどの交通機関も深刻な赤字になっています。

 

このような危機的状況にある観光産業への支援を目的とし、Go To キャンペーンの一環として、約1兆3,500億円の予算を組み、Go To トラベル事業が行われることになりました。

国内の旅行に出かける人に対し国が支援金を出すことで、旅行者の数を増やし、観光産業を回復させようというものです。

 

Go To トラベルでどのくらいお得になるのか

go to トラベルの国の支援額

出典:観光庁「Go Toトラベル事業概要」

感染者の多かった東京発着を除いて7月22日に始められたGo Toトラベルキャンペーンでは、旅行代金の35%を国が支援してくれました。

東京発着が加わった10月1日からは、旅行代金の35%支援の他に地域共通クーポン15%分がもらえることになりました。合計で旅行代金全体の50%の支援が受けられるということになります。

 

支援してもらえる金額は1人1泊あたり2万円が上限で、日帰り旅行は1万円が上限です。

何泊しても、何回利用してもよく、制限はありません。

子どもは料金が発生しない場合でも1名とカウントし、支援を受けることができます。

 

Go To トラベルの対象になる旅行

go to トラベルの割引対象となる旅行商品

出典:観光庁「Go Toトラベル事業概要」

go toトラベルの割引対象となる日帰り旅行商品

出典:観光庁「Go Toトラベル事業概要」

Go Toトラベルキャンペーンの対象になる旅行は基本的には下記の2つです。

  1. 登録を受けた旅行代理店などが企画するGo Toキャンペーン適用商品(パッケージ商品)の宿泊を伴うツァーと日帰りツァー
  2. 宿泊単体

 

わかりにくいものの中で、対象になるものとして次のようなものがあげられています。

  • 宿泊を伴う「夜行」フェリー
  • ベッドタイプの寝台列車
  • 旅館業法の簡易宿所営業の許可が必要となるコテージ、バンガロー、常設のテント
  • 宿泊料金が設定されている会員制のリゾートホテル・リゾートマンション
  • 住宅宿泊事業法の届出をした住宅、国家戦略特区法の認定を受けた特区民泊
  • 旅館業法の許可を受けたゲストハウス、ドミトリー、ユースホステル、カプセルホテル、ウィークリーマンション
  • 「宿泊+レンタカー」のセットプラン
  • マイカーを利用した「宿泊+高速道路周遊パス」のセットプラン
  • 修学旅行
  • 旅行先でのアクティビティなどが商品の内容に含まれている「日帰りバスツアー」
  • マイカーを利用した「高速道路周遊パス+体験型アクティビティ」の日帰り旅行プラン
  • フリーエリアでの自由な乗降を認める周遊切符に加えて、出発地からフリーエリアまでの往復乗降券

    と食事や観光体験等をセットにしたプラン

 

Go To トラベルの対象にならない旅行

Go To トラベルキャンペーンの対象にならないものには下記のようなものがあります。

  • マイカー利用
  • 旅館業法の許可が必要ない、持ち込みテントのためのサイト(区画)など
  • キャンピングカー
  • 夜行バス
  • 座席のみを利用する夜行列車(寝台を利用しない)
  • 一定の日数無料で宿泊できる会員制のリゾートホテル・リゾートマンション
  • 宿泊施設のデイユース利用
  • レンタカー代のみ
  • ある地域内(フリーエリア)での自由な乗降を認める周遊切符
  • 「鉄道乗車券+リフト乗車券」など、交通+交通のセット商品

 

判断が難しいものについては旅行代理店の方などにご相談ください。

 

 

「Go To トラベルキャンペーン」を利用できる旅行会社は?

「Go To トラベルキャンペーン」の対象プランを販売している旅行会社を一部ご紹介します。

 

【JTB】国内旅行

 

【るるぶトラベル】宿泊+ツァー予約

 

【エクスペディア】Go To トラベル

 

【HIS】Go To トラベル

 

ANAで行く 格安ツアーはスカイツアーズ

 

【一休.com】Go To トラベル

 

【じゃらん】Go To トラベル

 

【Yahooトラベル】Go To トラベル

 

【楽天トラベル】Go To トラベル

 

宿泊のみを予約するとき

宿泊のみを予約するときは、宿泊施設に直接予約をせず、旅行代理店や「第三者機関」を通せばGo To トラベルの支援を受けられます。

 

旅行代理店はわかりますが「第三者機関」っていったい何でしょう?

「第三者機関というのは宿泊事業者が直接受けた予約記録を宿泊施設の外部で管理できるシステムや団体を指し、当該記録を宿泊の事実を裏付けるものとして事務局に提出できる機関を指します。」と説明されています。

これは、町の観光協会、観光連盟、商工会、民宿組合、民泊協会などがあらかじめ「第三者機関」としてGo To トラベル事務局に申請登録し、その「第三者機関」を通して予約をすることで、予約が確実に行われたことが確認できるようにして支援を受けられるようにするというものです。

対象の旅行会社の窓口・旅行予約サイトまたは、対象の宿泊施設を探す

 

各自治体やホテルなどが行っているキャンペーンと併用できる

各地方公共団体などが実施している旅行代金割引など(観光需要喚起策)と併用することは可能です。

Go To トラベルの支援額を、各地方公共団体割引分を差し引く前の金額から計算するか、差し引いた後の金額から計算するかは各地方公共団体の判断となります。

その他にも自治体のプレミアム付商品券や、公共交通機関、地元商店街などのキャンペーンと併用することもできるので、場合によってはほとんどお金を使わずに旅行をすることができます。

旅行先の自治体などでどんなキャンペーンがあるかを前もって調べておきましょう。

 

 

「宿クーポン」を適用する場合は「宿クーポン」適用後の価格をもとに計算します。

支援額の計算の基礎となる「旅行代金」は税込み価格になります。

入湯税が含まれる場合には、入湯税を含めて計算します。ただし、入湯税を現地で支払う場合には、支援の対象外となります。

支援額の計算の基礎となる「旅行代金」にサービス料を含めるかどうかは各事業者の判断によります。

 

地域共通クーポンには紙クーポンと電子クーポンがある

旅行代金の15%分の地域共通クーポンは、旅行先の都道府県とその隣接都道府県で使用できるクーポンのことで、旅行期間中に地域共通クーポン取扱店舗(土産物店、飲食店、観光施設、アクティビティ、交通機関など)で使うことができます。

地域共通クーポンには、紙クーポンと電子クーポンがあり、申し込みの方法によってどちらになるかが決まります。

1 実店舗型の旅行業者において申込をする場合 ・・・紙クーポン

2 オンライン型の旅行業者等(オンライン予約サイト)において申込をする場合 ・・・紙クーポンの場合と、電子クーポンの場合がある。

3 宿泊施設に直接申込をする場合・・・紙クーポン

 

紙クーポン

1,000 円券の1種類。

給付額の計算時、1,000 円未満の端数が生じる場合には 1,000 円未満を四捨五入

(端数が500 円以上の場合は 1,000 円のクーポンを付与)

 

(紙クーポンの有効期限)

宿泊旅行の場合・・・宿泊日とその翌日

日帰り旅行の場合・・・旅行当日

 

 

電子クーポン

1,000 円券、2,000 円券、5,000 円券の3種類。

電子クーポンは旅行者がスマートフォン等で通信できる環境下にあることが必要。(圏外では決済できません。)

電子クーポンサイトの推奨環境は以下のようになっています。

[OS]Android 7以降、iOS 10以降

[ブラウザ]Safari 最新版、Google Chrome 最新版

※スマートフォンのみで利用可能です。

 

(電子クーポンの有効期限)

宿泊旅行の場合・・・チェックイン日15:00〜チェックアウト日23:59

日帰り旅行の場合・・・旅行当日12:00〜23:59

 

※電子クーポンを利用するには、予約した旅行会社などの登録IDや予約番号・受付番号が必要になります。

 

※電子クーポンが使えない方は予約時に紙クーポンを発行してもらえるかどうかを確認することが必要です。

 

地域共通クーポン使用時の注意点

地域共通クーポン取扱店舗のリストを見てみると、特に都市部以外のところで電子クーポンを使えないお店が多いのが気になりました。

というか、そもそもこの地域共通クーポンを使えるお店がとても限られていて、そのほとんどがコンビニとお土産屋さんです。飲食店は数店舗しかありません。

旅行中にこのクーポンを使えるお店を探すのに一苦労するのではないかと思われます。

旅行に出発する前にリストを見て、どこで使うかを決めておかないと、クーポンを無駄にしてしまう可能性がありますので気をつけてください。

空港などでは使えるところが多いようです。

飲食店で使えるところはほとんどないので、食事には自治体のプレミアム付商品券やGo To イートを利用するのが良いでしょう。

それから、地域共通クーポンの印刷の出来が悪くて、「ニセ物だから使えません」とお店で断られてしまうことがあるそうです。

そんなことではお店の方もお客さんも安心して地域共通クーポンを使うことができません。

観光庁には早急に何か対策を考えてもらいたいです。

 

地域共通クーホン取扱店舗一覧ダウンロード

 

Go To トラベルは予算を使い果たした時点で終了

キャンペーンの対象期間はいつまでなのでしょうか?

一応令和2年7月22日(水)から令和3 年1月31日(日)(宿泊の場合は、2月1日(月)チェックアウト)までとされていますが、予算がなくなったら事業は終了します。

なるべく早めの利用がお勧めです。

ただし国としては、なるべく長い期間にわたって継続的に実施して、特定の時期・季節にだけ利用できる特定の人が得をするような不公平が生まれないよう、予算を分割して配分しています。

 

各事業者へは前年度の売り上げなどをもとに配分する額を算出したのですが、人気のある旅行サイトでは、すでに予算が足りなくなってしまい、割引額の制限や、利用回数の制限を始めざるを得なくなりました。

Go To トラベルキャンペーンがようやく本格的に始まったばかりで国の予算としてはまだまだたくさん余っているのにもかかわらずです。

なんか変ですよねぇ。

全ての旅行代理店に不公平なく恩恵を受けさせるためには仕方ないことなのでしょうか。

でも、人気の旅行サイトでしか契約を結んでいない宿の方は制限がかかることでお客さんの予約が激減してしまいますよね。

なんか変です!

 

追記: というわけで、変だ変だと思っていたら、やっぱりそのことが大問題となり、10月13日現在、観光庁は追加の予算を配分することを決定し、旅行サイトの制限は全て解除されました。

まだしばらくは安心して予約ができそうです。

ただ、またすぐに何かいろいろ問題が起きそうな気配もありますし、私たち利用者としては、ニュースには目を光らせていないといけません。

 

 

Go To トラベルの問題点

医療従事者や介護職、エッセンシャルワーカー、高齢者の方など、新型コロナウイルス感染症の影響でGo To トラべルを利用して旅行することができない方はたくさんいらっしゃいます。

また、今回の新型コロナウイルスで失業に追い込まれて経済的に苦しい状況にある方々は、そもそも旅行に行く余裕はありません。 旅行に行く余裕のある方々は経済的に恵まれている方です。

Go To トラべルを利用して旅行に行ける方ばかりが、国(税金)からの支援を受けられることには疑問を感じます。

お金がたくさんある方にどんどん使ってもらって経済を回すという意味では効果はあるのでしょうが…。

 

せめてGo To トラベルで旅行される方には、観光産業を支援するためにGo To トラベル事業に参加しているという志を持って、国から受けた支援金と同額以上のお金を旅行先で使っていただき、観光に携わっている方々を元気づけていただければと思います。

 

まとめ

新型コロナウイルス の影響で危機的状況にある観光産業の支援のために行われているGo Toトラベルキャンペーンでは、旅行代金の35%支援の他に地域共通クーポン15%分がもらえ、合計で旅行代金全体の50%の支援が受けられます。

Go Toトラベルキャンペーンの対象になる旅行は基本的には下記の2つです。

  1. 登録を受けた旅行代理店などが企画するGo Toキャンペーン適用商品(パッケージ商品)の宿泊を伴うツァーと日帰りツァー
  2. 宿泊単体

自治体のプレミアム付商品券や、公共交通機関、地元商店街などのキャンペーンと併用することもできるので、場合によってはほとんどお金を使わずに旅行をすることができます。

地域共通クーポンを使えるお店はとても限られているので、計画的に使用して無駄にしないようにしましょう。

Go Toトラベルキャンペーンは令和2年7月22日(水)から令和3 年1月31日(日)までとされていますが、予算がなくなった時点で終了しますので、早めの利用がお勧めです。

 

Go To トラベル事務局公式サイト

観光庁 Go To トラベル事業

観光庁 Go To トラベル(地域共通クーホン)

 

 

この記事を書いた人

杉本ゆめ Yume Sugimoto

合同会社プレシャスワン代表、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定 AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。他に野菜ソムリエ、雑貨カフェクリエイターの資格も持つ。今までの経験と知識を生かし、一人でも多くの方に幸せになっていただくお手伝いをするために活動中。夢は国内、海外を問わず色々なところを旅して様々な文化に触れながら暮らすこと。